~もう一度自転車に乗りたくて~

適応障害チャリダーの備忘録日誌

メカニカルドーピング

SHIMANO Di2。

言わずと知れた電動シフトチェンジシステム。

カンパニョーロにも同システムはある。

古くは、MAVICもリリースしていた。そのころから無線式もリリースしていた。

数年前に、電動アシスト機能をフレーム内(ダウンチューブからハンガー周辺)に内蔵し、シクロクロス選手がメカニカルドーピングとして摘発とれていた。

おいらとしては、シフトチェンジシステムもメカニカルドーピングに該当するのではと思ってしまう。

なぜならば、電動モーターの力で駆動しているからだ。シフトチェンジとはいえ、300kmにもおよぶクラシックレースにおいては、シフトチェンジの回数はかなりの回数となり、指の力はしかり、荒れた路面でのシフトチェンジングはテクニックの差にも出てくるはずだ。

シクロクロスでもテクニック面で選手のスキルの違いは明確にあらわれてくると思う。つまり、シフトチェンジスキルの差で数秒のアドバンテージが生まれ、その積み重ねで勝敗が決まるということだ。

機械式ディスクブレーキや、油圧式ディスクブレーキの指や握力への負担軽減は機材面では素晴らしい進歩で理解できるのだが、電動モーターの力を使うシフトチェンジシステムにはどうも納得がいかない。

カニカルドーピングだ!!!

いずれにしろ、おいらのフィールドであるツーリングでは全く使えない代物だ。山岳ツーリングにおいては故障時の対応が全く出来ないな。油圧式ディスクブレーキもアウト。機械式ディスクブレーキは少しはありかと思うが、遠征中でのメンテナンス性でアウトだな。ホイールの振れ取りなんかにも利用できないのでペケだな。

まー、カンチブレーキで振れ取りするヤツなんてあまりいないが、応急処置としては簡単に出来るし、実際にそれで救われたことがあるのだ。

最先端の機材が次から次へと出てくるが、実用的な旧機材が消えてしまわないことを願う。

自転車業界の大人の事情もあるとは思うが・・・。